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DU薬を撲滅しよう!

転職して最もがっかりした事が、
抗菌薬を中心とした採用薬のラインナップである。
お恥ずかしながら、とは言っても転職してきたばかりで
僕のせいではないので恥ずかしくは無いが、
抗菌薬の不適切使用を助長しそうな薬剤が多数取り揃っていたのである。

代表格が最近知名度が上がってきたDU薬。
そのバイオアベイラビリティーの低さで、
「だいたいウンコ」になって出てきてしまうことから
その名がついた。(by忽那先生)
フロモックスにメイアクト、トミロンにバナン、なんでも揃っています。
さらにニューキノロンもレボフロキサシン、シプロキサン、
グレースビット、ジェニナックにオゼックス。
どうやって使い分けているか不思議でならない。

さて、そんな中、AST活動を本格的にやっていこうとなり、
感染チーム肝入りで、国立国際医療センターの忽那先生を呼んで、
講演会を行った。つい先日。
期待通りの面白くためになる話で、今後AMR活動を頑張っていこうと
改めて思った次第である。

その講演会で衝撃の事実を知った。
なんと、忽那先生の所属する国立国際医療研究センターにおいて、
とうとう今薬事審議会にてすべてのDU薬(経口第三世代セフェム)が削除されたというのだ。
院内処方はおろか、院外処方すらできなくなったのだ。

これは事件である。そして明るい未来を想起させる勇気の出る事実である。
当院でも、道のりは長そうであるが、DU撲滅に追随できるよう、頑張っていこうと思う。
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