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再び緊急事態宣言!?

1都3県の首長が国に対し、緊急事態宣言の発出を要請したことを受け、
どうやら政府は地域限定的に緊急事態宣言を出すことを検討するらしい。
年末に1300人を超える新規患者を数え、
医療機関が休みのはずの3が日も連日800人規模。
確かに慌てる気持ちもわかるが、煽るマスコミもどうなのだろうか。

堅実な対策を立てたとしても、そこから10日くらい経過しないと
新規患者は減少してこない。(西浦さんが言ってたでしょう)
勝負の3週間とは言いつつ、ほぼ無策の年末、
逆に減少する要素が見当たらない。これは予想通りの結果なのだと。
まずは、これを受け止めることがスタートラインだと思うのだが。

コロナ禍が始まって1年も経つというのに、今だに浮き足立っている。
別に、このブログで政府に提言という気はさらさらないが、
気になることを書いておこうと思う。
政府や自治体の首長は、新型コロナ感染症のモニタリング項目の
どの項目が、「具体的にどうなったら〇〇を検討する」とか、
「数値がどうなったら〇〇を要請する」などの、目安を発信しないのだろうか。
有識者も、その数値基準なり、考える目安を政治家に伝えないのだろうか。
1000人超えたから流石にヤバそうだからとか、完全に場当たり的な、
その場の雰囲気で意思決定を誘うような有様だ。

お願いや要請は、結局責任を国民に転嫁しているだけだと、
今日のNHKニュースで塩野七生が言っていたが、まったくその通りだと思う。
しかし、責任の一端は行動している国民にあるのは確かだとも思う。

要請するにしても、「数値がこうなったからこの要請をする」
などの、国民が注視できるメルクマールを提示しておかないのはフェアではない。
これは完全に後出しジャンケンである。
しわ寄せを食う人からの反発が常に起こってしまうだろう。
この「数値基準」はかつての大阪モデルを彷彿とさせるが、
イメージはだいたいそんな感じである。しかし、絶対基準ではなく目安、
そして複合的に判断するように運用にも柔軟性を持たせておかないと、
1000人超えた!→飲食店は8時までだ!
のように原理主義的な「基準警察」の横行を許すだけである。

このような「モニタリング項目の数値基準の目安」と
「その基準になった時の規制の例」を予め提示しておくことは
国民の段階的な行動制限に寄与するのではないかと考えている。
きっと、頭の良い人はもっといい案を考えても良さそうだが、
いつまで経ってもそんな気配は無いようである。
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