新型コロナ感染拡大はどうなる

新型コロナウイルス禍が広がっている。
「２週間前のわれわれの行動が今の発症者を形作っている」
と言われて久しい。このことは、目の前に出された最新データに
一喜一憂することを自制しなければならないことを意味している。

目の前の株価に敏感に応じて売買をし、利益を積み重ねていくデイトレーダー的な
現在の経済システムと非常に考え方の根本が異なる、食い合わせの悪い体系だ。

現在の発症者の増加率は少し下がってきているように思う。


この数値に気を緩めず、気持ちを「２週間後ろに」ずらして感じるようにしなければ。
２週間後に「ああ、少し感染者が減少傾向になったかなあ、よかった」と感じるように。

人間は「現状を敏感に察知して未来を的確に予測する」ことを「賢い」と思っている
かもしれないが、現在のコロナ禍はこれを問い直す意味合いがあるのかもしれない。

ちなみに、超蛇足な話であるが、上記のコロナ感染状況のグラフに、
「前日比」という項目とともに「＋８６」などの「差」が表示されている。
天気予報での前日との気温差の表示でも「前日比」と書かれることがあり
気になっていたが、前日「比」ではなく、前日「差」ではないのだろうか。
前日比だったら「昨日と比べて最高気温は１３％上昇するでしょう」となる。
まあ、どうでもいい話であるが。

さて、本日これからおそらく世界初となる「オンライン合気道」の稽古である。
運動の機会を減らさないように、新しい取り組みが広がるかどうか楽しみである。